新品CD 2,700円
※豪華20ページブックレット付
テキサス・サンアントニオで1958年、マイク・ペドラーサ、オスカー・ローソン、ヘンリー・エルナンデス、ルイス・エスカランテで結成されたメキシコ系グループ。
ドゥーワップに溶け込ませたメキシカン・ボレロのハーモニー。ルイス・エスカランテ、ディマ・ガルサ、ジョー・ジャマなど伝説的な歌手を常に擁し、アメリカ生まれのテハーノ(メキシコ系テキサス人)たちに向けて数々の英語歌詞によるシングル録音を残した。
テハーノ向けのスペイン語放送では、敢えてそうしたナンバーを「イングリッシュ・オールディーズ」と呼んだ。ロマンティックな甘いナンバーの他、チリ味の効いたロックンロールやガレージ・ナンバーなど貴重な録音が多く残された。
1967年に英語による1stアルバムを発表。70年代を迎える頃にはチカーノ公民家運動がテキサスの若いテハーノたちに民族の誇りを喚起させ、英語ナンバーから、よりハイブリッドなルーツに根差すサウンドとスペイン語ナンバーによるオンダ・テハーナ・ブームが起こる。
ロイヤル・ジェスターズもホーンやオルガンを取り入れたオンダ・テハーナ・サウンドによるアルバムを3枚のアルバムを発表後、77年に活動を停止した。
本作は、英語ナンバーだけを集めた初のコンピ盤。
何千ドルというプレミアがつくジョー・ジャマ名義「マイ・ライフ」、ノーザン・ソウル・コレクターが探すディマ・ガルサ名義の録音、また軽いラテン・リズムを内包するラテン・ファンクのレア・チューン「スパニッシュ・グリース」や可憐な「マイ・カインド・ウーマン」、「マンニング・アヴェニュー」など初期から70年代中盤までの貴重な音源を収録したチカーノ音楽ファン必携盤。